橋下知事の「暴挙」
大阪を良くしたいのはわかる。
でもね、削っちゃいかんもんもあるだろう。
『大阪府で5月13日、橋下知事の進める財政再建案に抗議するため、障害者や家族ら約3000人が府庁を取り囲んだ。1100億円の予算圧縮で、障害者への医療費助成や就労支援事業などが、廃止や削減の対象になっている。』
とある。
他にも、警察に対するものもあった。
まずは障害者に対するものについて。
仮にも、ではなく正味で弁護士の橋下知事、日本が福祉国家なことぐらいわかっているだろう。弱者を救うための法を学ばなかったのか。
弱者を切り捨てるのは、お年寄りを「後期」高齢者と呼ぶのとなんら変わりないことぐらいわかるだろう。
次に警察の削減について。
たかじんのそこまで言って委員会では、パネラーがおおむね賛成の意向を示していた。それは、警察にはあまりにも要らない役職が多すぎるということだった。
だが、よく考えて欲しい。
一番に「削減」されるのは、どう考えても、一番働く現場の者たちだろう。
橋下知事が豪腕をふるって、「この役職のこの人員は必要ないから廃止」と命令できればいい。だが、それが出来なければ待っているのは治安の悪化だ。
私が大阪で見たような、赤信号をつっきる巨大トラックや、地下鉄でなんばに出かけようとして「財布スられんろうか」と心配してつぶやいている少年を減らすためには、治安の改善ーー第一に意識改善だろうが、それより対処療法としてーー警官のパトロールを増やすべきである。
削減するなら、警察の官僚の退職金を半分にでも三分の一にでもすればいい。退職金なんか、現職で稼いでいる、いわゆる司令官クラスの人間には必要ない。廃止してもいいくらいだ、そんなに借金があるのなら。生きるに必要な分だけを渡せ。
障害者の生きるに必要な分を削り、ぬくぬくと生きてきた官僚クラスを放置しておくのでは、まるで平等とは言えまい。
所得に応じた削減をしろ。税金と同じだ。上から絞れ。下を切り捨てるな。
法律相談所に出ていたときや委員会に出ていたときよりも格段に良くなったはずの橋下知事だが、頭が少々堅くなりすぎているようだ。
今、要らない公務員は質の低い役所と学校ぐらいだ。
学校で質の高い教師に法律と憲法と道徳を教えるようにして、治安悪化の元凶をつぶせ。
優遇を廃止すれば、「補助」を削らないですむだろう。馬鹿みたいに「平等削減」にこだわると、根本的な不平等になることぐらい、すぐわかるじゃないか。
それと、今思い出したが、あの電波系のハコモノ。わけのわからん「宇宙の通路」に金を捨ててる職員がいたら、その責任を取らせろ!退職金を出すな!給料を削れ!普通の会社なら企画にしようとも思わんわ!
それにしてもここまで削減案を出している大阪府だが、いまだに天下りはあるのだろうか。
私は、公務員なら退職金は一定の役職について、最低20年は働かないともらえないようにしたらいいと思うのだが。
それ以前に、そんな天下り機関そのものが要らないんだろうけど、ね。
なにはともあれ私の中の橋下知事への好感度は、以前に比べて遙かにあがっている。後は、もう少し柔軟に、かつ強く、「柔よく剛を制す」ーー柔道や合気道の精神でも学んで政治を行っていって欲しいと願う。

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